全国社会保険労務士会から中小企業向け助成金の紹介パンフレットが発行されました。そのいくつかを紹介します。

1.労働者を新たに雇い入れる場合の支援

助成金名

概要

助成内容

特定就職困難者雇用開発助成金

障害者、高年齢者(60~64歳)等をハローワーク等の紹介により継続して雇用する労働者として雇いれた場合、賃金相当額の一部を助成

【高年齢者(60~64歳)、母子家庭の母等】
対象者1人につき90万円(短時間労働者は60万円
【身体・知的障害者(重度以外)】
対象者1人135万円(短時間労働者90万円)

2.労働者の雇用を維持する場合の支援

中小企業緊急雇用安定助成金

景気の変動により事業活動の縮小を余儀なくされた事業主が、休業、教育訓練、出向を行って労働者の雇用を維持した場合、かかった費用の一部を助成

【休業・教育訓練の場合】
休業手当等の4/5(教育訓練を行った場合は訓練費を上乗せ
【出向の場合】
出向元事業主の負担額の4/5

3.再就職支援等を行う場合の支援

労働移動支援助成金

事業規模の縮小等に伴い離職を余儀なくされる労働者や、定年等により離職が予定されている高年齢者等のうち、再就職を希望する方に休職活動等のための休暇を1日以上与え、休暇日に通常の賃金の額以上の額を支払うとともに、再就職に係る支援を職業紹介事業者に委託し、再就職が実現した中小事業主に対し助成

委託費用の1/2(対象被保険者が55歳以上の場合は2/3)上限40万円、300人分を限度)

以上のような助成金以外にも、次のような支援の助成金が中小企業向けに助成金が支出されています。

4.労働者の能力開発を行う場合の支援

キャリア形成促進助成金

5.仕事と家庭の両立支援等に取り組む場合の支援

両立支援助成金